2013年8月30日金曜日

出力屋さんとのやりとり


昨日、なんとか出力屋さんの調整が終わって、
出力GOのお願いができました!!

送られてきた、配置の画像はこんな感じみたいです。


出力屋さんのほうで2つのデーターを1つにまとめてくれた。


やりとりのこととか、お金のこととかを、
記録として残して置きたいので書きますね。良ければ見てください。

ちなにみお世話になったと出力屋さんはこちらです。


やりとり


案件ごとに専門の担当の方がついてくれて、
電話での質問や、データーの不具合のことなど、かなり丁寧に教えてくれます。

実は、入稿は2回しています。
1度目の車のモデルに問題があったので、データー修正を試みたり、
経費削減のため2台印刷しようとしていたのを1台にしたりしました。

この車は会社の先輩のものです。
先輩はMayaマスターなのですが、データー修正できず。
CADソフトでの見え方と3DCGソフト(Maya)の見え方が結構違うみたいです。

出力屋さんが、データーエラーの箇所を画面写真付きで指摘してくれたんですが、
こちらのソフトでは、どこに問題があるのか良くわからなかったんです。
なのでデーター修正料を払い、あちらで修正をしてもらうことにしました。

下記、頂いた画面写真です。

輪切りの見方。
使っている3DCGソフトにこの機能がなく、
発見できず。

法線がめちゃくちゃになっているらしい。
なぜこうなったのか理由がわからない。
指摘箇所も確認できず。
拡大されても、分からない・・・

これのみ確認ができた。

分からない。

オープンループという考え方が僕たちになかった。


どうもモデルの中もきれいにしなければいけないようです。

3Dプリンタのソフトは、外観のみ検出するらしいんですが、
稀に内側も再現を試みてしまうみたいです。

そうすると構造がスカスカになり、ぽろっと取れてしまうことがあるみたいです。


よく「ブーリアンで統合して・・・」とうことをいわれたのですが、
そもそもモデルの全ポリンゴンを1つに統合するとかしないんですよね。

3DCGでは、部品を細かくしてツリー構造にするほうが一般的な感じです。
まさに文化の違い。



お金のこと


最終的に、46,158円(消費税こみ)になりました。

見積書の一部。

実は途中段階の見積もりは、結構高くて1.5倍くらいしてました。

入稿は、僕と先輩の分で、最初は分けていたのですが、
1度に印刷することをオススメされました。
おかげで20%くらい安くなりました。

会計が一緒になってしますので、うまくお金を分割できるように、
それぞれに使う材料費と、時間を出してもらいました。

 データ修正 車のみ
 ボタン29g 出力時間3h
 車183g  出力時間14h
 サポート材除去費用は部品点数(ボタン12点・車1点)合計13点


あと安くするには、いかにサポート材を少なくするか、です。

ここでは、アクリル樹脂とサポート材が同じ値段なんですよね。
だから、単純にモデルの肉抜きをしても、その箇所にサポート材が入るだけで、
値段は変わらないみたいなんです。

前にMさんが出力したNo.20を見てみると、
ほとんどサポート材が必要なところがない!

流石です。


・・・といろいろと書きましたが、
本当に、こうゆうやりとりは勉強になります。

お手軽な値段で出来るものでは決してないですが、
研修費だと思えば格安です。

年に一度くらいは、やりたいなと思いました。

ではでは、
また実物が到着したらご連絡しますね!

2013年8月19日月曜日

大きさを整えました

Mさん、こんばんは。

頂いた基準のオブジェクトを元に大きさを調整しました。
大きい1マスが1cmのようです。



こちらに置きました。
どうでしょうか?

ソフトウェアを行き来すると基準の立方体のサイズが変わるかも知れないと思い、
確認のため残してあります。(大丈夫だとは思うけど・・・)

基準のオブジェクトもダウンロードできるようにしておきます。
1cmの目安です。



立方体10×10×10ミリ.STL
円柱10Φ×10ミリ.STL


話題は変わるけれど、
昨日、話したsolidworksの代替ソフトについて調べていました。

そのときはshade3Dが良さそうな感じがしましたが、
残念ながらshade3Dには寸法入り製図を自動で書き出す仕組みはないようです。

同じ3Dのモデルを扱うとしても、
製図を前提としたCADソフトと、バーチャル世界の組み立てを目的とした3DCGソフトでは、サポートする機能が結構異なるような印象を受けました。

shade3Dは、アニメーションとかついているので、3DCGよりのソフトだと思います。
ということで、別のソフトも探ってみました。
どちらも体験版があるみたい。

GeomagicDesign
図脳RAPID 3D

時間があるときに試してもらって、感想を聞かせてください!

ではでは。

2013年8月15日木曜日

続!ボタン作りました

あ・・・暑い・・・
いま帰国しました。

レイキャビック8度 → ヘルシンキ15度 → 東京32度
ギャップすごいです。

お昼の公園。これでも真夏です。

帰りの飛行機はほとんど寝てしまったんだけれど、
行きの飛行機で覚えた技術で、追加で3つ、ボタンを作りました。

ラジオシティレンダリング。
それぞれのボタンの上にポイントライトを配置。

これらのボタンは、ほとんど同じ方法で作っています。

簡単なモデルを使って、やり方をご紹介しますね。
慣れると、1つのボタンが、ほんの数十分で出来てしまいます。

まず、基本となる形を作って、

方向が分かるように、立方体の一面を尖らせてみた。

そのものに対して「環状複製」を適応します。

モディファイアの仲間。

回転されながらコピーされる。

適応後、パラメーターを変更することが出来る。

コピー数と半径を変えるだけで色々な形に変化する。

その後、「ブーリアン」という型抜きができる機能を使い、
ボタンの中心部分と穴を作成します。

名前がかわいい。
クリエータの中にある。


穴を開ける所に、物体を差し込む。

ブーリアンの下に、2つのオブジェクトを入れる。
上が穴が開けられるオブジェクト。
下が穴の形のオブジェクト。

結果、穴があく。

この後、いらない裏側を削ったりもするのですが、
だいたいの流れはこんな感じで作っています。

下記は、個別の詳細です。
一番左の四角いボタン。


シンプルな四角を使っている。


二重に重ねることで、アクセントのくぼみを作ってみた。


真ん中の有機的なボタン。


有機的な流線型。

たくさん並べてみるとお花らしくなった。
自然のものって繰り返しが、らしさを作るのだろうか。



一番右のお花が重なったようなボタン。
これだけ、穴がなく、裏側にボタン用のリングが付属します。


お米みたい。

三重にしてみた。中央部には専用で作った装飾を置く。
裏側のリングは出力用に離しておく。

実際はこんなかんじで繋がるといいな。


全部で6つのボタンが出来たので、
この中から3つくらいを選んで近々、出力してみたいです。
(たぶん僕の奥さんが決めます・・・)

大きさについては、Mさんから目安のキューブが届いてから
まとめてやってしまおうと思います。

調整が終わったら、またデーターをwebに置くので、
お手数ですけど、エラーが出ないか確認してもらえませんか?

あと、お土産あるので後で渡すね。
アイスランドならではのものですよ、お楽しみに!

2013年8月7日水曜日

ボタン作りました

Mさん、おはよう?
(こちらは今、朝)

昨日、無事、ヘルシンキに着きました。
今は近郊の町に電車で移動中なのですが、
幸運なことにフリーwifiが使えています!!(ラッキー)

郊外に向かう特急列車。

飛行機の中で3Dプリンターの印刷用に、ボタンのモデルを作りました。
途中から、コツがつかめてきて、なかなか楽しめましたよ!

服やカバンにつけるボタンです。


結構、力技で作っている所が多いので、
ちゃんと印刷ができるか心配です。
お手数ですけど、確認してもらえますか?

STLのデーターは全部で3つあります。
その1その2その3

次の2つは、Cheetah3Dで基本の形を作り、
円状に繰り返しコピーするフィルタを使って作りました。

モディファイアの中にある、この機能。

髪の毛みたいな立体を作り環状複製。

プリミティブの階段を、ちょっと改造して環状複製。


こちらは、見ての通り、スプーンとフォークのお皿のようなボタンです。

スプーン型とフォーク型にへこましてある。

あんまり効果は見て取れないけれど、
お皿は他のベクターソフトを使用してベースのラインを作っています。

最近買ったMac用のソフトでSketch2というやつです。

こんなアイコン。


このソフトで、お皿の断面を作ってsvgで書き出しました。
その他、ボタンのイメージ作りにも使いました。

お皿の断面を作成。


どんなことが出来るのか、
ひとまず適当な絵を描いてみて確かめることにしました。

この絵が何かは、言及しないでください。

左側に、オブジェクトの構造、
右側に、選択しているオブジェクトの情報が表示され
3Dソフトライクな印象を受けます。

そして初めて触っても、迷い無くある程度できてしまう、
ユーザーインターフェイスの良さは本当に素晴らしいです。

あと、あまり見たことがない機能として、
ピクセルモードというものがあってドット絵の見え方を調整できるみたい。
ピクセル数が少ないアイコンとか作るときに便利そう!

ボタンひとつで切り替え可能。

一方で、イラストレーターと比べてしまうと、
シンボル、ブレンド、簡易3D、文字の縦書きといった機能はないみたい。
また、ドキュメントが広く浅くしかなく、深い機能の情報がない!
・・・などの短所があります。

とはいえ、このソフトの一番の魅力はその価格です。
4400円で買えます。
(たまにセールでもっと安く手に入るらしい)

今は、ツールを開発する人も増えているので、
きっとこれから、良いソフトが安く手に入ることだと思います。

従来のソフトと単に比べて欠点を言うよりも、
必要な安いシンプルなソフトを組み合わせていったり、
そもそも従来の慣れ親しんだ作り方を見直して、
そのソフトが得意な機能からデザインを考えるほうが未来が明るそう。
あとは何を作るかだよね。

2013年8月5日月曜日

No.20の経過報告


   Hさんこんばんは。やっとパーツの鋳造が終了しましたので報告します。
 
 
  数年ぶりに自宅で耐熱シリコンを使っての金属鋳造をしてみました。使っているのは模型用のホワイトメタル(たしか融点が270℃くらいなので家の台所でも溶かせます)で、金属模型を作ってる所から廃品を分けてもらいました。結構量があったので買わずに済みました。
 
 
 
 
  金属パーツは全部でこんな感じ。これから湯道(溶けた金属を流す通り道)を切り取って慣らしたり、潰れてしまったディテールを直したりして、塗装、組み立てです。だいぶゴールに近づいた感じです。あ、写真には写ってないけどクリア樹脂のパーツもくっつきます。
  
 
  
  右端の胴体パーツはなかなか難産で、シリコン型を何度も調整して何とか形になって一安心。
ちょうどこの胴体を流すために台所で激戦を繰り広げていた頃にHさんから電話があったみたいで、出れなくてごめんね。(携帯、別の部屋に置きっぱなしにしてました・・・)
 
 
  久しぶりのシリコン型取りで、なかなか思うようにいかなかったり、材料ケチったせいで型が脆くなったりと色々大変だったけど、何とか今回の土日でパーツを揃えられてよかったです。あと、めちゃくちゃ暑(熱)かったです。今度やるときは冬にしたい・・・
 
 
 今回はそんなところです。旅行楽しんできてね!  ではでは
 



2013年8月2日金曜日

これ、3Dプリンターで出力できますか?

Mさん、こんばんは。
ちょっと聞きたいことがあるんですけど、いいですか?

友人が3Dプリンター用にモデルを作りました。
これで入稿しても大丈夫なものなのかしら?

こんなモデルです。自分の車だそうですよー。
全部、目コピで作ったらしい。
すごいなぁ。

Mayaで作ってSTLに書き出してもらいました。
こちらからダウンロードできます。
(著作権フリーです、本人に確認とりました)

お手数ですが、データーに問題がないか見てもらえないでしょうか?

シンメトリーでコピーしているところが
真っ黒なのが気になってます。
裏も怪しい気が・・・

どうぞ、宜しくお願いします。