2014年3月23日日曜日

壺複製1号!






浜ちゃんこんばんは、昨日はどうも。

今回は例の壺の進捗です。複製の手順を順を追って説明してきます。






ランナーから外します。2セットなんでこんな具合。







データで開けておいた穴に丸棒で勘合(貼り合わせ時のズレ防止)を立てます。





で、組んだ状態。この後合わせ目を消して、サーフェーサーを吹いて、いざシリコン型へ。





今回は底面に大きな穴が空いているので、前後+下の3型になっています。ちなみに今回は造形村の透明シリコンを使っています。




とりあえず1個目の複製が取れました。ただしこれは口の所に大きな気泡が残ってしまい、実際売るものには使えないかなぁ。一応気泡を埋めてはいるけれど、ちょっと目立ちます。脱泡機を使えば解決しますのであまり気にしないで。


ムクの部分が多いのでやや重量感があります。早く1セット並べてみたいね。


ではでは本日は以上です。




2014年3月22日土曜日

Sketchのシンボルプラグイン

To はかせ


こんにちは、浜田です。

樹脂の買い出しはいかがでしたでしょうか??
また情報共有してもらえると嬉しいです。

ボードゲームを作るにあたって、そのうち絵を描くんですが、
どのツールで描くのかというのが、いま目の前の課題です。

独立後から、Adobe製品は使わない、とうい方針を立てています。

相当学生時代からお世話になったのですけど、月額制のAdobe税が累計するとすごい額になるので使いません。
会社を辞めたら、収入が0になりますので、それだけ出費には厳しくなるわけです。

世の中、色々なものがフリーになってきていて、
しかも開発の敷居もぐっと下がっているため、代替ソフトがどこかにあるはずです。

そんな中で目をつけたのが、Sketchというベクターベースのソフト。
買いきりで4000円くらいでした。Mac専用。
昨年の夏に紹介したよね?



このソフト、ユーザーインターフェイスがめちゃめちゃ洗練されています。
そのため学習コストがあまりかかりません。

しかも嬉しいのが、スクリプトによる拡張ができること。
足りない機能はどこかの凄い人がpluginとして無料で提供していたりします。

Sketchはイラレに近いことが出来るのですが、シンボルという機能が使えませんでした。シンボルについては、添付した図を見ていただくのが分かりやすいと思います。

緑色の球を作成しコピーする。

1つの色を変える。

それを他の球にも反映させる。



これが、Sketchは出来ません。
イラレで重宝していた機能なだけにほしい・・・、
と思っていたところに良いpluginが見つかりました。

https://github.com/tisho/sketch-plugins/tree/master/Symbols

これを使えば、画像の通り、イラレのシンボル的な機能が使えるようになります。

デザイナーなら、PhotoshopとIllustratorをマスターする、この常識を覆したい。
今ならもっとたくさんの方法があって良いと思います。

2014年3月14日金曜日

3Dプリントアシスタントの評価

To はかせ


こんにちは、浜田です。
いま、和歌山の山奥に滞在しています。
携帯は圏外なのにwifiは使える変な環境です。

まとまった時間ができたので、
Shade 14.1 で搭載された3Dプリントアシスタントという機能を使ってしました。
そのレビューをまとめます。


3Dプリントアシスタントは1つのウィンドウとして実装されている。



経緯


3DCGソフトのCheetah3Dで制作したボタンを入稿したところ多数のエラーが出てしまい、エラーが出ない作り方を調査することにしました。
入稿したところは、いつもお世話になっている東京リスマチック立体造形工房神田です。

問題のファイルはCheetah3Dで問題なく開けるので、問題があること事態が分からない状況です。これはなんとかしなくてはいけない!

ネットを調べていたらShadeの最新アップデートで、3Dプリントアシスタントという機能が実装されたことを知り、体験版を使ってみました。

Cheetah3Dで作ったデーターをすぐにShadeに取り込み確認する、というのが基本的な運用です。Shadeでモデリングはしません。

また、たくさんのソフトで読み込めるか確認するために、Pleasant3DとRepetier-Host Macというフリーソフトも使用しています。



結果


いくつか気になるところもありますが、エラーを親切に指摘してくれので良いと思います。今後も使うので一番安いBasic(9800円)を購入しました。



良いところ


  • どこがエラー部分なのかを赤くハイライト表示してくれる。
    • 結果、エラーがあるのかどうか分かる。
取っ手の断面のポリゴンの蓋がないのがエラーとして指摘される。

Cheetahで作成したボタンのモデル。
エラーの表示はなく問題なく読み込める。

Shadeでチェックしたところ。
赤い部分すべてがエラーの箇所。
1000近くのエラーが存在していた。

  • エラーの種類を丁寧に教えてくれる。学習用として最適。

チェック項目。
エラーのデーター例まで揃っている。

絵付きで親切。

エラーのサンプルが用意されている。
赤い部分が問題がある部分。

  • 安定した一体化の機能がある。
2つの球が重なっている。
重なっていて見えない部分にもポリゴンがある。

Cheetahでブーリアン合成したもの。
接合面のポリゴン分割に難がある。
これが3Dプリンターでエラーになっていた。
Shadeのブーリアンは安定しているような気がする。
また3Dプリンターでもエラーが起きない。

  • 実寸の測定ができる、またそのサイズで出力できる。
3DCG系のソフトは、実際のサイズがいまいち分からない。
ここでリサイズすることで、実際の大きさのstlを吐き出せる。

このフローがあるので、Cheetah側で複数の大きさを用意する必要はなく、
1つのfbxファイルをShadeに読み込み、
Shadeから大きさ違いのstlを複数吐き出すという流れが良いと思う。


気になるところ


  • 完全に直るとは限らない。
無理のあるデーターは結局なおらないことが多い。
また、直したとしても、別の箇所がエラーとして指摘される。

  • シェルカウントの不具合を直しても、再び指摘される。
シェルカウントの不具合の説明。
直しても、シーンを開き直すと再び指摘される。
また、このエラーが残っていても3Dプリントできることが確認されている。

  • 一体化ツールに不具合がある。
一体化ツール。

複数のパーツを1つのパーツにまとめたい。

なぜか、一部だけ一体化し、それ以外は消えてしまう。

  • 本当に修正されているのか不安。
    • エラー修正済みのデーターが他のソフトで見た目がおかしくなる。
このモデルは、3Dプリントアシスタントを使い、エラーがなくなるまで修正した。
だが、Cheetah3Dで開くと、一部、法線が裏返って表示される。
また別のstlビューアーで試してみても一部しか表示されず正常とは言えない。
試していないが、このまま3Dプリントできるかどうかは疑わしい。

  • インターフェイスのデザインが洗練されていない。

細かい部分が、統一されていなくて操作に迷う。

上記の場合、「厚み付け」と「一体化」がタブになっているが、
他のページでタブは見ないので混乱する。上部のアイコンに統一したほうが良い。
ボタンのアイコンもボタンとしての認識が弱く、押すという発想し辛い。
「厚み付け」と「一体化」の間に「>」の印があるが、意図が分からない。

ほかにも、実寸の表示が場面により、あったりなかったり。
戻るボタンを押すと1つ前に戻るのではなくTOPに戻ったりなど。
細かい点が気になる。今後の改善に期待。

作業フローを暗示するデザインは良いと思う。
アイコンを大きくすれば分かりやすい印象を与えられるとは思うが、
実際の習得にあたっては、操作の統一感が大切だと思う。


Cheetah3D でのモデリングの注意点


3Dプリントアシスタンを使って、どこでエラーが発生しやすいか分かりました。
一番の原因はブーリアンです。

調べたところ、Cheetach3Dのブーリアンエンジンはポリゴン分割に難があるそうなので、ブーリアンを使わず他の方法を検討する、というのでかなりのエラーを防ぐことができました。

立方体に球を押し込んだ。
分割されたポリゴンが、3Dプリント時にエラーの元になる。

一応、運用でどうにかしている映像が見つかりましたが、
これはツール側で改善してもらいたい問題だと思います。



物体の重なりは、問題なく3Dプリントできることがわかりました。
特に一体化のような作業は必要がないようです。

物体の重なり部分に分割線が入っていなくても大丈夫のようです。



最終的に印刷ができるかどうかのチェックは、
ギークカフェ伊勢さんのご好意で印刷をしていただきました。

一体化せず、物体が重なっていたとしてもエラーが起きない。

無事に3Dプリントできたみたい。



・・・ということで、
ボタンのエラーの件の調査はこれで一息つこうと思います。

前につくったボタンはエラーが多すぎて修正ができないので、1から作り直しです。
でも、だいぶコツがわかってきたので、大丈夫でしょう。
次こそは入稿するぞー!

ではでは、宜しくお願いします。

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浜田

2014年3月3日月曜日

データーの保管の方法。どこでもMyMacを使った一例。


クラウドのサービスが、すごく発展しているとはいえ、
膨大な写真や音楽データーの管理にまだまだ困ってしまいます。

浜田は、300ギガバイト弱くらいのデーターを持っているのですが、
そのくらいの量を無料で預かってくれるクラウドサービスは見当たりません。

写真だけでこんなにファイルが!


外付けハードディスクをつけっぱなしにしても良いのですが、
音がうるさかったり、大きかったり、外からアクセス出来なかったりします。

ではサーバーを作ってみては、という話になるのですが、
まだまだ知識が追いつかず、ちょっと敷居が高いと思っていました。

新居に引っ越してきたのをきっかけに、なんとかしてみようと頑張ってみました。

ちなみに所持しているのは下記のとおりです。

  • MacBookPro
  • Mac mini
  • 大きめの外付けハードディスク(2TB)

まずは、500GBのハードでィクを積んでいるMac miniに全データーを入れ、
そのデーターをMacBookProで、家からでも外からでも接続出来るようにしてみます。



どこでもMacを使ってみる


「どこでもMy Mac」というMac OS 標準の機能があります。(確認ver.10.9.1)
下記の設定は、MacBookPro、Mac miniのどちらにも設定をしました。

「システム環境設定」の「iCloud」から「どこでもMy Mac」のチェックをON。






自動的に、「システム環境設定」の「共有」に飛びます。
ここで、使用したい機能にチェックを入れます。



今回は、画面共有、フィアル共有、プリンタ共有にチェックを入れました。

すると、ネットワーク上や左のタブにアクセスしたMac名がでるので、
それを選択し、そのMacのログインパスワードを入れます。

基本はこれだけでオーケーです。

なんと共有フィアルサーバーみたいなものが出来てしまいました!

ネットワーク上に、Mac mini のフォルダが現れる!

一番実現したかった、ファイル共有はあっさり出来てしまいました。
環境をMacで揃えているメリットといいますか・・・、良いですね。



「画面共有」はWindowsでいうところのリモートデスクトップです。

ただし、Mac mini には、ディプレイがついていません。
内部で持っている画面を見ることが出来ます。

このボタンを押すと、もう一つの画面が開く。


Mac miniには、すべての音楽データーが入っているので、
Mac miniのiTunesから音楽を鳴らすことにします。

中央のウィンドウの中にmac mini の画面が表示されいる。


「プリンタ共有」は、mac miniにつながっているプリンターを、
別のMacから使用することが出来ます。

このように、mac miniとプリンターが繋がっています。



(プリンターの電源を付けてさえいれば)外からでもプリントアウトできるですよね。



電源はつけっぱなしに


なおMac miniは、常に電源をつけっぱなしにしなくてはいけません。

ですが、Appleの説明によると、何もしなければ消費電力は11W未満とのこと。
これは、1ッヶ月で50円くらいしか掛からないらしいです。


データーの保管


最後になりますが、外付けハードディスクの利用方法を改めました。

外付けハードディスクの役割。
それはMac miniのハードディスクが壊れた時に、データーが失われるのを防ぐこと。

今までは常時つけっぱなしにしていました。
ですが、音と熱が結構あり、
しかも、基本は過去のデーターなので、あんまりアクセスしない。

1年に1回のバックアップに切り替え、
地震が来ても比較的大丈夫そうな場所に保管することにしました。



では、Mac miniのハードディスクが壊れてしまった時に、
作業中のデーターは失われるの? と思われるでしょうが、大丈夫。

作業中のプロジェクトは、クラウドに預けます。
クラウドはいくつものコピーが取られているため、安全性は一番高いと思っています。

1年に1回のタイミングで、クラウドのデーターを外付けハードディスクに移し、
大事に保管するというスタイルです。

今回お話したことを図式にすると下記のようになります。